ホテルニューグランド(横浜市中区山下町10)は1月10日より、開業85周年を記念したパイ菓子「ガレット・デ・ロワ」を限定販売する。
ホテルニューグランドは、関東大震災の4年後の1927年に開業。第2次大戦の戦災を免れた本館は、横浜市の歴史的建造物や国の近代化産業遺産として認定されている。
ガレット・デ・ロワは、フランス語で「王様のお菓子」という意味。王冠がのったパイ生地に、フランジパーヌ(アーモンドクリーム)を詰めて焼いたものが代表的とされている。
パイの中には、フェーブと呼ばれる陶製の小さな人形が1つ入り、フランスでは、キリスト教の祭日であるエピファニー(=公現節、1月6日)に皆でケーキを分け合って食べる習慣がある。フェーブが当たると幸運が1年間続くと言われており、フランスでは、フェーブの当たった人が王冠をかぶり、自分の好きな人(王妃様もしくは王様)を選び、キスをするというゲームも。
大きさは直径22センチ。価格は3,675円。販売場所は本館1階「ザ・カフェ」。販売期間は1月10日~17日。店頭では1日1台用意する。ケーキの予約を受付中で、予約は受け渡し日の3日前まで。
同ホテル広報室支配人の和田聖心さんは「ゲームの要素を備えた楽しいお菓子で、フランスでは新年が明けると皆でガレット・デ・ロワをわけ合って食べる集まりが催されます。期間中、店頭でのご用意は1台ですが、お渡し3日前までのご予約でいくつでも承ります。フェーブと王冠は袋に入れてお渡ししますので、ご家庭でケーキの中にフェーブを入れて楽しんで頂ければ」と話す。
「ザ・カフェ」の営業時間は10時~21時。予約・問い合わせは「ザ・カフェ」(TEL 045-681-1841)まで。