パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で2月1日より3日間、神奈川県下最大の工業技術見本市「テクニカルショウ ヨコハマ2012」が開催される。
同展は、最先端の工業技術・製品を一堂に集め、各業界の枠を超えた情報の発信や交流を通して、技術・製品の販路拡大、ビジネスチャンスの創出、地域産業の振興を図ることが狙い。3日間で約3万人の動員を見込む。
33回目の開催となる今年は413の企業・団体が出展し、「未来につながる新たな技術」をテーマに、「ビジネスソリューション」「生産(加工技術)」「生産(機器・装置・製品)」「環境・エネルギー/福祉」「産学公・企業間ネットワーク」の5つの分野を設け、独創性、先進性に富んだ最新の技術・製品や研究成果を公開する。
横浜市は、テクニカルショウ内最大規模の集合展示ブース「横浜市ブース」を出展。中小企業研究開発促進事業(SBIR)など、横浜市が提供するさまざまな支援事業を活用し、積極的に研究開発に取り組む企業・グループの最新のR&D成果を展示する。また、ブース内に横浜市が提供する中小企業支援施策の紹介コーナー、企業間連携についての相談コーナーを設け、次年度に向け市内企業が研究開発や設備投資を計画するにあたり関心の高い施策を中心に紹介する。
3日には、神奈川大学経営学部 国際経営学科の田中則仁教授が「円高下での海外事業展開の課題」をテーマに基調講演「アジア地域のものづくりとTPPの動向」を実施。ほかにも、専門家による講演会・セミナーや産学連携ワークショップ、出展者によるPRセミナーなど、多彩な併催イベントが企画されている。
同時開催イベントとして、企業間取引の広域展開の促進や新たなビジネスチャンスの創出を目的とする「九都県市合同商談会inパシフィコ横浜」(1日)、新ビジネスに取り組む挑戦者たちのプレゼン「かながわビジネスオーディション2012」(2日)も行われる。
テクニカルショウヨコハマ2012事務局は「今年は去年を上回る出展数で、特に出展の多い生産分野を『加工技術』と『機器・装置・製品』の2つに分けています。新技術・新製品発見の場、新規取引先開拓の場、さらには、技術交流や情報収集・交換の場としてご活用頂ければ」と話す。
会場はパシフィコ横浜 展示ホールC・D。開催時間は10時~17時。入場無料(登録制)。詳細はホームページで。