横浜市立野毛山動物園(横浜市西区老松町63)に2月、アミメキリンとアビシニアコロブスの赤ちゃんが相次いで誕生した。
アミメキリンの赤ちゃん(オス)は2月7日、父親テビチ(14才、沖縄こども未来ゾーンより入園)、母親マリン(14才、長崎バイオパークより入園)の間に産まれた7番目の子ども。これまで同様、母親のマリンの母乳が出ないため、飼育係が親代わりとなり人工哺育を行っている。
今回誕生したキリンの赤ちゃんは、通常の赤ちゃんよりも足の先が外側に開くためうまく体を支えることができず、飼育員らがリハビリを行っていた。現在では、足の開きは大分おさまり、スムーズに立ったり座ったりでき、歩行やジャンプも可能になったという。今後もリハビリを続け、公開時期は、足の状態の経過によって決定する予定。
一方、オナガザル科・アビシニアコロブスの赤ちゃんは12日に誕生。母親アテネ(上野動物園生まれ)と父親ダイズ(野毛山動物園生まれ)の間に生まれた子ども(性別不明)で、真っ白な毛色に栗色の毛が混じっているが、生後3カ月ほどで親と同じ黒と白のツートンカラーになる。アテネは落ち着いて赤ちゃんの世話をしており、同園では状態を見ながら赤ちゃんを公開している。
野毛山動物園 飼育展示係の長倉かすみさんは「キリンの赤ちゃんは、まだ寒いため、運動場に出られるまでにはもう少し時間がかかりそうです。赤ちゃんの様子は、展示場前のパネルと野毛山動物園のブログで紹介していますので、ぜひご覧になってくださいね」と話している。
同園では、23年ぶりの入園者数70万人達成を目指し、「みんなで目指そう!70万人」キャンペーンを実施している。70万人達成までの土曜・日曜・祝日は、各日入園先着100人にオリジナルグッズをプレゼントするほか、来園回数に応じてプレゼントが当たるスタンプラリーも。
開園時間は9時30分~16時30分(入園は16時まで)。毎週月曜日休園(祝日の場合はその翌日)。入園料無料。