横浜港大さん橋国際客船ターミナル（横浜市中区海岸通1）に3月、外国客船3隻が入港する。

　8日は、2005年以来7年ぶりにバハマ船籍の「コロンバス（Columbus）」（総トン数15,067トン）が入港し、9日まで停泊。9日の朝7時には、2006年まで初代「飛鳥」として就航していたバハマ船籍の大型客船「アマデア（Amadea）」（総トン数28,856トン）が着岸し、同日22時に出航する予定。

　また、23日には、ポルトガル船籍「アテナ（Athena）」が日本に初入港する。アテナは1948年に初就航したクラシカルな客船で、総トン数は16,144トン、全長160.08メートル、全幅21.04メートル、乗客定員は580人。那覇から横浜港に23日の朝8時に着岸し、同日21時に清水に向けて出航する。

　京浜フェリーボート（中区海岸通1）は、「アテナ」初寄港を記念し、同客船の入港シーンを楽しむ「お出迎え観覧クルーズ」（約2時間）、「観覧クルーズ」（約45分）を運行。各客船の入港時には歓迎イベントとして、大さん橋屋上で「岡津太鼓」による和太鼓演奏が行われる。

　横浜市港湾局賑わい振興課は「春の客船シーズンが到来しました。3月は外国船が続々と大さん橋に寄港するほか、『飛鳥II』などの日本船4隻も東南アジアやオセアニアへの長期クルーズから戻り、かわるがわる大さん橋で顔を見せてくれます。8日は半年ぶりにふじ丸、コロンバス、ぱしふぃっくびいなすの3隻。9日には、コロンバス、アマデアの2隻がそろい踏みする予定です」と話す。

　横浜市内では「みなと春MARCHキャンペーン2012」と題して、大さん橋や横浜港シンボルタワー、帆船日本丸 横浜みなと博物館など横浜港周辺施設で期間限定キャンペーンを31日まで実施している。