神奈川県立青少年センター(横浜市西区紅葉ヶ丘9)で3月17日、「神奈川県社会参加映像フォーラム」が開催される。
同フォーラムは、青少年が制作した団体PR映像の上映や、専門家による講演を通して、映像制作を通じた不登校やひきこもりの子ども・若者の支援の手法を考えることが目的。
プログラムは2部制。メーンテーマは「不登校・ひきこもりの青少年と自己表現」で、第1部では、医学博士の春日武彦さんを講師に迎え、親と子のコミュニケーションについて考える講演会「ひきこもり・不登校は子どもからのメッセージ」を実施。春日さんは、産婦人科医で働いた後、障害児を産んだ母親のフォローを契機に精神科の勤務を経験。現在は成仁病院顧問を務める。
第2部では、青少年が制作した映像で各支援団体の活動を紹介。子どもたちが撮影した映像を通して、若者の視点にふれる。映像紹介団体はNPO法人フリースペースたまりば、NPO法人子どもと生活文化協会、NPO法人アンガージュマンよこすか、フレンドリースペース金沢、NPO法人Beingサポートブレイン、NPO法人月一の会の6団体。
映像上映後は、産業能率大学の柴田匡啓さんをコーディネーターに迎え、湘南市民メディアネットワークの中野晃太さんと、映像制作に参加した青少年4人がディスカッションし、映像制作から見えてきたことについてディスカッションする。
映像制作の講師を担当した加藤修大さんは「困難を抱えた若者たちがビデオカメラを通して社会を見て作品をつくる作業や、支援者や撮影対象の地域の方々とのコミュニケーションを通じてさまざまな気づきが得られることが分かりました。若者たちの作品をぜひ見に来てください」と話す。
会場は神奈川県立青少年センター 別館2階 NPO活動室1。開催時間は13時30分~16時30分。定員80人。申し込み・問い合わせは(TEL 0466-62-2288)まで。
イベントの主催はNPO法人湘南市民メディアネットワーク(藤沢市)と神奈川県立青少年センター。かながわボランタリー活動推進基金21協働事業「映像・メディアコンテンツ制作による青少年育成支援事業」の一環として行われる。