リニューアル10周年を迎える横浜赤レンガ倉庫(横浜市中区新港1)は4月12日、開館記念日特別イベントを行う。
赤レンガ倉庫は1911年に横浜税関の関連施設として創設された歴史的建造物で、2002年4月12日に官民共同のリノベーションにより商業・文化施設としてリニューアルオープンした。年間約500万人が訪れる観光スポットで、昨年に創建100周年を迎え、国内で初めて国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「ユネスコ文化遺産保全のためのアジア太平洋遺産賞」の優秀賞を受賞した。
当日は、赤レンガ倉庫1号館を模した全長150センチ(約40分の1サイズ)のフェイクデコレーションケーキを披露する。また、開館リニューアル以来、赤レンガ倉庫でライブを行ってきたアコーディオニストcobaさんのライブも開催。同ライブでは東日本大震災の被災地復興に向けた募金を募る。
ほかにも、来場者先着100人に開館リニューアル10年記念オリジナルRHODIAメモ帳(非売品)とオリジナルボールペンを贈呈。館内のテナントも4日間限定で開館リニューアル10周年記念特別メニューやプレゼントを提供する。
4月7日には、昨年のマーチングバンド全国大会で金賞を受賞した、横浜市立太尾小学校マーチングバンドが登場し、演奏会を行う。
赤レンガ倉庫1号館を運営する横浜市芸術文化振興財団の中冨勝裕さんは「スイーツオブジェは、荘厳で歴史ある横浜赤レンガ倉庫をかわいらしく、おいしそうなデコレーションケーキ風のオブジェにすることで、小さなお子様にも楽しんでいただる場所にしたいと思います。また、アコーディオニストcobaさんによるチャリティーライブでは、10年間の思い出と被災地への復興の願いを込め、奏でる蛇腹楽器(アコーディオン)の音色をご堪能ください」と話す。
また、赤レンガ倉庫2号館を運営する横浜赤レンガ営業部青木宏介さんは「3月17日から5月6日まで、横浜赤レンガ倉庫内の各テナントでは、開館10周年を記念して、『10』にちなんだ限定商品を販売しております。ほかにも、特別メニューやプレゼントをご用意して、お客様に感謝の気持ちをお伝えしていきます」と話している。