今シーズンからプロバスケットボール・bjリーグに新規参入した「横浜ビー・コルセアーズ」のプレイオフ進出が、4月8日に決定した。イースタン・カンファレンス10チーム中6位以内が確定したためで、5月に行われるトーナメント方式のプレイオフでチャンピオンを目指す。
この日、前日時点でイースタン・カンファレンス7位につけていた信州ブレイブウォリアーズが大分ヒートデビルズに74-86で敗れたため、秋田ノーザンハピネッツとの試合中であったビー・コルセアーズの試合結果に関わらず、カンファレンス6位以内が確実となった。なお、試合は延長戦の末に92-89で勝利し、チーム3度目の3連勝でプレイオフ進出に華を添えた。参入初年度のプレイオフ進出は過去6シーズンで5チームの例があり、ビー・コルセアーズは6チーム目の達成。
今シーズンのプレイオフでは、5月第1週にイースタン・カンファレンス3位と6位、同4位と5位がそれぞれ対戦するファーストラウンドを実施。勝ち上がった2チームが第2週に行われるカンファレンスセミファイナルに進出し、2チームのうちシーズン順位の高いチームがカンファレンス2位と、もう一方がカンファレンス1位の確定している浜松・東三河フェニックスと対戦する。
ファーストラウンドおよびセミファイナルはそれぞれ2日間で2試合が行われ、1勝1敗の場合は2試合目終了後に特別ルールの3試合目を実施。これらの勝者が5月19・20日に有明コロシアムで行われるプレイオフファイナルズに進出し、ウェスタン・カンファレンスも含めて最終的にシーズンチャンピオンを決定する。
横浜ビー・コルセアーズチーム代表の廣田和生さんは「新規参入でのプレイオフ進出を嬉しく、そして誇りに思います。選手やコーチ、そして応援してくださったブースターや横浜市民、神奈川県民の皆様のおかげですが、この後のプレイオフホーム開催権獲得、そしてファイナルズへ向け、気を引き締め直していきたい。これからも一層の応援をお願いします」と話した。
ビー・コルセアーズは現在、25勝21敗でイースタン・カンファレンス3位。残りのシーズンゲームは6試合で、ホームゲームは4月13・14日の高松ファイブアローズ戦(小田原アリーナ)、4月20・21日の仙台89ERS戦(平塚総合体育館)の4試合。これらの結果と他チームの勝敗状況により、カンファレンス2位~6位の可能性がある。なお、4位以内が確定すると、プレイオフファーストラウンドまたはカンファレンスセミファイナルをホームで開催する権利を得られる。