財団法人神奈川文学振興会は、県立神奈川近代文学館(中区山手町)で三島由紀夫の生涯と作品を紹介する企画展「生誕80年・没後35年記念展 三島由紀夫ドラマティックヒストリー」を4月23日から6月5日まで開催する。同展は山中湖文学の森・三島由紀夫文学館所蔵の資料を核として、近年発見された数多くの新資料も加え、三島の生涯に合わせた7部の会場構成で総合的に紹介するもの。入場料は大人600円、学生300円、高校生以下・65歳以上は入場無料。また同展では関連行事として、神奈川近代文学館 展示館2階ホールにて4回にわたり「生誕80年・没後35年記念展 三島由紀夫ドラマティックヒストリー」講座を開催する。講座のスケジュールは、5月8日は作家の島田雅彦氏「多面体・三島由紀夫」、5月15日は詩人・作家の辻井喬氏「三島由紀夫と私」、5月22日は詩人の高橋睦郎氏「小説家三島由紀夫の死の意味」、5月29日は作家の猪瀬直樹氏「三島由紀夫という作家」で、各チケットは一般1,000円。他にも講演会、朗読会、映画会などの関連行事の開催を予定している。問合せは神奈川文学振興会 総務課(TEL 045-622-6666)まで。(写真は野上透氏が撮影したもの)神奈川近代文学館