中区の野毛地区一帯で4月28日と29日、春の風物詩「第38回 野毛大道芸」が開催される。
期間中は野毛地区内の道路の一部を封鎖して14カ所の路上の舞台を設営し、国内外約40組のパフォーマーがジャグリングからマイム、舞踊、マジックショー、サーカスパフォーマンスなど大道芸の多彩な技を披露する。主催は野毛地区街づくり会 野毛大道芸実行委員会。
会場はにぎわい座横、野毛坂通り、野毛3丁目小公園、野毛本通り、野毛柳通りなど。
パフォーマーは、横浜出身の兄弟ジャグラー「桔梗ブラザーズ」、バルーンパフォーマンス「風船太郎」、長い頭で謎めいたダンスとキレのあるマイムテクニックを展開するストレンジパフォーマンス「おじゃるず」、「中国雑技芸術団」、歌舞伎マジック「ハッピィ吉沢」、アコーディオンパフォーマンス「アコる・デ・ノンノン」、アクロバット「サブリミット」など。
期間中は人力車で町を案内する「ハマの人力車」(横濱おもてなし家)が野毛周辺を回遊するほか、関連イベントとして「野毛大道芸フォトコンテスト」を同時開催し、同フェスティバルの様子を撮影した作品を募集する。
野毛大道芸実行委員会は「野毛大道芸の特筆すべき点は、街の人たちの企画運営とボランティアスタッフの方々による素人集団の手作りの町おこしイベントであるという点です。今開催も趣向を凝らし、実行委員会一同、多くの皆さんの笑顔にお会いできることを楽しみにしています」と話している。
開催時間は11時~16時。小雨決行。
「野毛大道芸」は、1986年に「野毛祭」としてスタート。大道芸を利用した街おこしイベントの先駆けとして知られ、日本3大大道芸のひとつ。大道芸イベントを利用した野毛地区の商業活性化・振興と横浜の下町としての「野毛」のPRを目的とする。街の人たちのボランティアによる企画運営で行うイベントとして全国に名を知られている。