野毛坂通りの「ピッツェリア キアッキェローネ (PIZZERIA CHIACCHIERONE)」(横浜市中区野毛町3)が、「真のナポリピッツア協会」の加盟店として認定された。
「真のナポリピッツア協会」は、イタリアのナポリに本部を置き、ナポリピッツアの伝統技術を後世に伝えることを目的として設立された会。ナポリに古くから伝わる職人の伝統技術を再評価し、ナポリピッツアの伝統技術を継承する基準作りに務めている。
ピッツェリア キアッキェローネは、ナポリを中心とした南イタリアの伝統的な家庭料理を提供するレストラン。同店のピッツァ職人・篠竜太さんは、都内のピッツェリア「パルテノペ」(真のナポリピッツア協会認定店)の総料理長・渡辺陽一さんの元で11年間修行を積み、マエストロ・ガエターノさんがイスキア島で経営するピッツェリア「ダ・ガエターノ」で本場ナポリの味を学んだ。そして、今年2月8日に念願のレストラン「キアッキェローネ」を野毛にオープンした。
6月16日には、レストランにマエストロ・ガエターノさんが来日し、同協会による加盟店認定審査を実施。ガエターノさんは、篠さんが薪窯で焼いたマルゲリータ、マリナーラ、D.O.Cの3種類のピッツアの実技審査を行い、同店は横浜で唯一の「真のナポリピッツア協会」加盟店に認定された。
ガエターノさんは「篠さんは大切なアミーゴだが、加盟店のファミリーとしてプロとして厳しく審査、アドバイスした。加盟店になったことはゴールではなく、ここからがスタート。篠さんはこの仕事が大好きで、その情熱ある姿勢はすばらしい。これからもお客さんに愛される自分らしいお店をつくりあげてほしい」とエールを送った。
篠さんは「皆さんに愛されるお店をつくることが、師匠への恩返しだと思っている。加盟店認定を機に、さらにピッツァを気軽に食べていただけるよう1,000円ランチも復活しています。レストランの白壁では、先週からナポリをテーマにした壁画制作も進んでいますので、そちらもお楽しみいただけたら」と話している。
営業時間はランチ=11時30分~14時、ディナー=18時~22時。日曜定休。