横浜市交通局は横浜DeNAベイスターズのホームラン本数だけ植樹とする、「ホームラン植樹プロジェクト」を行っている。
同プロジェクトは地元プロスポーツチーム支援および環境貢献の取組の一環として企画されたもので、5月11日からシリーズ終了までにホームゲームでのホームラン本数の「アオダモ」の木を、中畑清監督の出身地である福島県に植樹する。アオダモは、プロ野球のバットの素材として有名。
期間中、三井物産フォレストの協賛により、プロジェクトを紹介するラッピングバス「しんりんバス」を運行する。「しんりんバス」は車体に林業作業の様子をデザイン。バス車内には「三井物産の森」の写真が飾られ、森林の大切さを訴える。
三井物産フォレストは、三井物産が社会貢献事業として保有している全国74か所、約44,000haの森林、「三井物産の森」を管理する会社。市交通局は、2011年の国際森林年にも三井物産フォレストと共同で、地下鉄の車体をラッピングした「しんりん号」を走らせ、国際森林年のPRを行っている。
横浜市交通局の川合裕子さんは、「今回のプロジェクトは環境貢献だけでなく、地元スポーツチームの応援も兼ねた企画。ベイスターズがホームゲームで打ったホームランの数だけ植樹しますので、勝敗だけでなく、ホームランが何本出るかも注目してみてください。皆さんもぜひ一度、横浜市営交通『しんりんバス』に乗っていただきたいです」と話す。
ラッピングバスは5月8日から11月7日まで、横浜駅西口を中心に発着する浅間町営業所所管のエリアで運行される。運行路線は日ごとに異なるため、横浜市交通局のホームページには週ごとの運行情報が掲載されている。