日産スタジアム（横浜市港北区）で7月28日に開催される「Jリーグ第19節 横浜F・マリノス対清水エスパルス」の会場に、障がい者の手づくり製品を集めた「ハートメイドグッズ」ブースが出店される。

　横浜マリノスでは、障がい者による自主製品の販売機会確保や付加価値のある製品づくりなどの課題解決に向けた社会貢献活動の一環で、今年3月からオフィシャルグッズショップ「トリコロールワンみなとみらい店」（中区みなとみらい6）で、障がい者の手りによる「ハートメイドグッズ」のコーナーを常設。NPO法人「横浜市精神障害者地域生活支援連合会」と横浜市健康福祉局障害支援課の協力を得て、商品を販売している。

　販売されているのは、アクセサリー、ストラップ、シュシュ、コースター、ぬいぐるみ、布ぞうり、バッグなど多数。それぞれがマリノスカラーに彩られ、売り上げも順調。

　横浜マリノスでは、これらの製品を中心にしたブース出店を昨年もJリーグ公式戦で2回実施、製作に関わった障がい者も販売に加わった。日ごろ自分たちが作っている製品が売れていく場面に立ち会うことで、大きな励みや誇りになったという。今回の出店では、オフィシャルショップには並んでいない新製品も登場する。

　横浜マリノス株式会社 ホームタウン・ふれあい本部ホームタウン事業課長の佐々木伸一さんは「アクリル製の『花たわし』はその可愛らしさから、本来の食器洗い用としてではなくバッグに付ける女性サポーターも多い」と話している。

　Jリーグ第19節横浜マリノスホームゲーム清水エスパルス戦は7月28日、日産スタジアムで一般開門17時、19時キックオフ。試合前には、ピッチ上で未婚のカップルを対象とした「プロポーズイベント」のほか、選手のサインが入った公式試合球のプレゼント企画、2003年・2004年のリーグ連覇に大きく貢献をした久保竜彦選手の激励イベントなどが行われる。