横浜夢座は8月15日から、横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1)で女優・五大路子さんのひとり芝居「横浜ローザ 赤い靴の娼婦(しょうふ)の伝説」を上演する。
「横浜ローザ」は、白塗りの厚化粧に白いドレスを身にまとい、終戦直後から横浜の街角に出没していた伝説の娼婦「ハマのメリーさん」をモデルにした舞台作品。五大さんが5年間かけて取材し、脚本家・杉山義法さんがシナリオを手掛け、1995年の初演以来、五大さんがライフワークとして18年間演じ続けている。
企画・出演は五大さん、制作は杉山義法さん、演出は遠藤吉博さん。特別ゲストとしてフルート奏者の杉山葉子さんも登場する。
五大さんは、「私がメリーさんと出会ったのは20年前の5月3日。大正・昭和・平成を生き抜き、実在した1人の女性の魂は、この時代に生きた人々の思いを乗せ、平成の今を歩き続けてゆくのだと思います。今年は『生きる』をテーマに、どんなときにも生き抜くことの素晴らしさを伝えたい」と話している。
会場は赤レンガ倉庫1号館 3階ホール。チケットは、一般前売=4,200円、学生前売=2,700円(当日券は300円増)。8月19日まで。
「横浜夢座」は五大さんが座長を務める演劇集団。「横浜からの演劇の発信」を目的に1999年に旗揚げし、今年で13年目を迎える。これまで「横浜ローザ-赤い靴の娼婦の伝説-」、朗読公演「赤い靴の少女」母・かよの物語、ひとり芝居「横浜ローザ」、「野毛 武蔵屋~三杯屋の奇跡~」などを上演。五大さんは2008年に第29回松尾芸能賞演劇優秀賞、日本アンチエイジング歯科学会アンチ エイジングアワード2008を受賞。2011年に第46回長谷川伸賞受賞。