「青少年のための芝居塾」と社会人劇団「風雲かぼちゃの馬車」による合同公演「紅い海、剣と十字架~天草四郎物語」が8月18日と19日、神奈川県立青少年センターホール(横浜市西区紅葉ヶ丘9)で上演される。
青少年のための芝居塾は、高校生から29歳までの青少年が対象で、プロの劇団である「風雲かぼちゃの馬車」が指導にあたっている。同芝居塾と劇団の合同公演は今年で4回目で、塾生から劇団員となったメンバーもいる。
芝居塾の今年の公演に参加するキャストの総数は45人、内34人が塾生、11人が劇団員。平均年齢は22歳で、最年少のキャストは15歳。自身の高校に演劇部がなかったり、人数が少なくて公演ができなかったりする演劇好きのほか、プロの俳優を目指す若者などが参加する。
今年の演目「紅い海、剣と十字架~天草四郎物語」は、芝居塾の指導を担当する「風雲かぼちゃの馬車」が、島原の乱を題材に創作したオリジナルミュージカル。江戸時代、神の子と呼ばれた天草四郎と、宮本武蔵の志と技を受け継ぐ女、宮本凜が平戸で出会ったことで巻き起こる、平和に向けた戦いを描くスペクタル作品。青少年を中心とした公演ならではの、若さとパワーにあふれた、歌、ダンス、殺陣(たて)を交えたダイナミックな舞台となっている。
演出と指導を担当する「風雲かぼちゃの馬車」主宰の土居宏晃さんは「今回のミュージカルは、作詞、作曲、脚本全てがオリジナルの超大作に仕上がっています。塾生、劇団員一丸となって最高の舞台を作り上げていますので、友人をたくさん誘って見に来てください」と話している。
開催時間は、8月18日=14時~、18時~、19日=14時~。チケットは一般2,500円、高校生以下1,000円。当日券も販売する。問い合わせは神奈川県立青少年センター 舞台企画課(TEL 045-263-4475)まで。公演は、神奈川県立青少年センター開館50周年記念事業の一環。