横浜中華街の食とエンターテインメント施設「横浜大世界」のトリックアート・ミュージアム(横浜市中区山下町97)で、新しい映像アミューズメント「錯視錯覚実験室」が公開されている。
錯視とは、視覚によって引き起こされる錯覚のことで、図形の形状や並べ方により、図形が実際の大きさや形と異なって認識されたり、違った色合いに見えたりする現象を表す。
同アミューズメントでは、シアターでの映像作品として世界の錯視画像を紹介。平行に描かれているはずの棒線に、短い斜めの線をレールのように追加することで、棒線が平行でないように見せる「ツェルナー錯視」や、小さな点は近くの大きな図形に引き寄せられるように見えるという「重力レンズ錯視」が、実際の映像と解説音声とともに紹介される。
横浜大世界スタッフの鈴木蘭さんは「映像と音声を交えて体感できるので小さなお子さんにも楽しんでいただいております。難しいしくみはわからなくても、実際に目にすることで驚きが生まれ、それが新しい発見になるのでは」と話す。
ミュージアムの営業時間は、10時~20時(土曜・祝日前は20時30分まで、最終入館は30分前)。料金は、大人1000円・中高生800円・小人500円。
横浜大世界は2003年にオープンしたチャイナテーマパーク。お土産ショップ、フードコート、占いコーナーなどのほか、トリックアートと呼ばれる、目の錯覚を利用した芸術が集められたトリックアートミュージアムが人気を博している。