アート活動の拠点「CHAP(長者町アートプラネット)」(横浜市中区長者町9)で9月8日、ダンス公演「かぶりつけろ」横浜編が開催される。
同公演は、ダンサーの竹之下亮さんと河原田隆徳さんによるモダンダンスのパフォーマンス。構成・演出を2人が手掛ける。
竹之下さんは、能楽を学びながらダンスを始め、現在、横浜在住で、ダンスのほか、美術館、ギャラリーでの展示作品の制作も行っている。精神保健福祉士の資格も持ち、介護の仕事をしながら、ダンスを続けている。河原田さんは、イスラエルを拠点に活動するダンサー。現在エルサレムのダンスアカデミーで学びながら作品を創り続けているほか、現地の人にダンスや剣道を教えている。2人は熊本出身で、数年前に偶然再会し共演が実現した。
プログラムは3部構成で、第1部は河原田さんが「羽化」をテーマに、第2部では竹之下さんが「ラジオ体操」をテーマにソロで表現。第3部は「再会」をテーマにしたデュオ公演となる。それぞれのパーソナリティーや感性のぶつかり合いをダンスで表現する。
竹之下さんは「何もない無音のスペースで表現します。体の動きや、声、体と体が擦れ合う音、息遣いから人間の存在を感じとってほしい」と話す。
昼夜2回公演で、昼の部=14時開演、夜の部=19時開演。チケットは前売1,800円、当日2,000円。予約・問い合わせは(TEL 090-7163-8727)、もしくはメール(takatake.d@gmail.com)まで。ダンスワークの開催も予定している。
CHAPは、昨年オープンしたアート複合ビル。1階、3階、4階の10部屋には、美術家の竹本真紀さん、ペイントアーティストのロコサトシさんなど6組のアーティストが入居し、制作活動を行っている。2階はダンスホールとして使われていた鏡張りの壁面がある部屋の一部を改装し、展示イベントにも対応するレンタルスペースとしても運用している。