横浜市役所1階市民広間で9月10日、宮城県石巻市の名産品を販売する石巻復興支援バザール「うんめえもん市」が開催される。
うんめえもん市は、若者の自立や就労を支援する「よこはま型若者自立塾 JOB CAMP(ジョブキャンプ)」の参加者が、石巻市の物産やご当地の食材を使った弁当などを販売し、復興を支援する取り組みで、昨年11月より市庁舎や区役所で行われている。
よこはま型若者自立塾は、横浜市と不登校や引きこもりの若者支援に取り組むNPO法人「ヒューマンフェローシップ」(横浜市磯子区東町9)による若者の就労支援プログラム。同NPOは、昨年4月から被災した石巻市に若者を派遣し支援活動を開始。昨年7月からは、石巻市内に設けた宿泊活動拠点「K2ハウス石巻」に若者が長期滞在し、復興支援活動に取り組んでいる。
販売する商品は、石巻のご当地B級グルメとして人気がある「石巻焼きそば」(350円)、「あなごとミョウガの押し寿司」(700円)、「貝ひもの塩ころっけ」(300円)のほか、「おからと豆腐の一口ドーナッツ」(150円)などの菓子やデザート、惣菜(そうざい)、調味料など。
うんめえもん市販売担当の吉田麻衣子さんは「うんめえもん市では、売り上げの一部を復興支援金として、若者の石巻への派遣に利用しています。弁当・惣菜の製造や販売は、元ひきこもり・ニートが主体となって活動をしています。かくいう私もひきこもり経験者。石巻支援を通じて生きがいを見つけた一人です。ぜひ石巻の『うんめえもん』を買いに来てください」と話している。
今月18日には西区、20日に港北区、21日に栄区、24日に金沢区の各区役所でも開催する。開催時間はいずれも11時~14時。