みなとみらいで「バリアフリーフェア」-暗闇の中の体験型イベント

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」で使用される白杖 

「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」で使用される白杖 

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 横浜ワールドポーターズ(横浜市中区新港2)で9月15日と16日、「バリアフリーフェア2012」が開催される。

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 同イベントは、「身体の違いや、年齢や、国籍や、性別の違いの壁(バリア)を取り払って、みんなで楽しもう!」を合言葉に開催するバリアフリーマーケット。2001年にスタートし、12回目の開催となる今年は、特別企画として「ダイアログ・イン・ザ・ダーク ショーケース at ヨコハマ」を開催する。

 「ダイアログ・イン・ザ・ダーク ショーケース at ヨコハマ」は、暗闇の中の対話を通して、五感で空間を感じる体験型エンターテインメント。参加者は完全に光を遮断した空間の中へグループを組んで入り、「くらやみのエキスパート」である視覚障害者の案内のもと、声や言葉、匂い、手触りなど、視覚障害者の「目を使わない文化」に触れながらさまざまなシーンを体験する。横浜開催では、地ビールを製造販売する「横浜ビール」が提供するビールを暗闇の中で注文して味わうことができる。対象は小学1年生以上。所要時間60分。

 会場では、作業所で作られたグッズの販売や、ワンコインハンドマッサージ(500円)、車いすに乗って参加できる「パーンゴルフ」、自閉症児の絵の展覧会などさまざまなイベントを実施。東日本大震災の復興支援として、東北物産品や被災3県の間伐材を使った杉割り箸、大槌伝統技術による刺しゅう商品の販売もおこなう。

 16日には、2階の特設ステージで、手話パフォーマンス集団「HANDSIGN」のライブのほか、日本盲導犬協会による盲導犬のデモンストレーションも。

 ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン代表の金井真介さんは「今回のダイアログ・イン・ザ・ダーク・ショーケースでは横浜特別バージョンをお届けします。8人が1つのグループとなって暗闇を進んでいく過程で、視覚以外の感覚の新たな可能性に気づき、また、暗闇という非日常空間でコミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを再確認することができます」と話す。

 会場は横浜ワールドポーターズ 6階イベントホール。開催時間は9月15日=10時30分~19時、16日=10時30分~17時。入場無料。「ダイアログ・イン・ザ・ダーク ショーケース」の参加料は3,500円、申し込みはホームページで。

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