クイーンズスクエア横浜(横浜市西区みなとみらい2)で9月29日と30日、「ヨコハマ大学まつり2012」が初開催される。主催は大学・都市パートナーシップ協議会と横浜市。
同イベントは、横浜市にキャンパスを持つ28の大学・大学院短期大学が、これまで培ってきた知的資源を市民に向けて発信。大学と市民・企業・団体の連携を進め、「市内大学と地域がつながるまち」を目指して開催される。
会場では、子ども体験教室として「ハチの巣からリップクリーム作れるよ!」(30日)、「口と歯のペーパークラフト講座」(29日)、「ミニミニ冷蔵庫をつくろう!」(30日)などのワークショップを開催する。また、大学オリジナルゆるキャラの着ぐるみも登場する。
大人向け講座として、ロサンゼルスオリンピック体操金メダリスト具志堅幸司さんによる「わたしとオリンピック」(30日)、マンガ家で神奈川大学で特任教授を務めるわたせせいぞうさんによる講演「色彩の旅人」(29日)、東洋英和女学院大人間科学部教授・金沢みどりさんによる「地域社会と図書館ー生涯学習の視点からー」など多彩な講演が予定されている。
円形広場・クイーンズサークルでは、学生によるフラメンコやチアリーディング、ブラスバンド、ハンドベル演奏などを実施する。
同イベントには、大学生約270人が参加し、当日の手話・移動支援ボランティア、子ども体験教室講師、ポスターイラスト制作など、さまざまな方法で運営を支える。
横浜市政策局大学調整課長の渡邊孝之さんは「今回初めて開催する『ヨコハマ大学まつり』は、企画から講座、チラシのデザインまで大学と学生の皆さんの力が結集しました。最先端の教育研究内容と学生のパワーに触れ、市内28大学の新たな魅力を発見していただきたいと思います」と話す。
会場はクロスパティオ、ヨーヨー広場、グリーンスポット、緑のギャラリー、クイーンズサークル、KUポートスクエア、円形広場、みなとみらいプレゼンテーションルームの8カ所。
開催時間は29日=11時~18時、30日=11時~17時。参加費無料。
大学・都市パートナーシップ協議会は、2005年に発足した市内大学理事長と横浜市長の意見交換の場。市内の大学がすべて参加しており、これまでに生涯学習講座、シンポジウムなどを開催してきた。