横浜にぎわい座(横浜市中区野毛町3)で10月11日、横浜で活動する社会起業家のプレゼンテーション会「YOKOHAMA SOUP(ヨコハマ・スープ)vol.9」が開催される。
「YOKOHAMA SOUP」は、社会起業家によるプレゼンテーションイベント。起業や社会貢献型ビジネスの実践者の話を聞き、意見交換や交流の場を提供する。今回は「産地とのパイプ作りで社会を変える」をテーマに、地域という枠を超えて、生産者と消費者をつなぐ活動をしている起業家が登場する。
プレゼンターに「石巻マルシェ」を展開する花田寛明さんと、「えと菜園」代表の小島希世子さんを迎える。
花田さんは、石巻市出身で、震災直後から「石巻復興プロジェクト」を立ち上げ、三陸の食材を販売している。今年7月より、横浜大口通商店街(神奈川区大口通)の被災地支援アンテナショップ「魚屋カフェ・濱の市」に出店している。
小島さんは、農薬・化学肥料を使用しない農作物生産を神奈川県と熊本県で展開するほか、ECサイトで販売している。ホームレスに農園での仕事を提供し、農家への就農支援をするビジネスモデルで、2010年に第一回社会起業ビジネスプランコンテスト(内閣府地域社会雇用創造事業)グランプリ最優秀賞を受賞した。
コミュニティ運営支援を行っているNPO法人「CRファクトリー」代表の呉哲煥さんがナビゲーターを務める。
企画協力をするNPO法人「ETIC.」横浜プロジェクト(西区新港2)の田中多恵さんは「横浜で暮らす私達が、ふるさとや縁のある地域と、どのようにつながっていくことができるのか。その可能性を語り合える場になれば。プレゼンのあとの交流会では、来場者の活動を紹介する時間も設けます」と話す。
会場は横浜にぎわい座・地下のげシャーレ 小ホール。開催時間は18時30分~20時45分(開場18時)。参加費500円(資料、ドリンク・スープ代)。定員70人。イベントの主催は横浜市経済局。詳細・申し込みは、横浜ソーシャルビジネスポータルサイト「ソーシャル・ポート・ヨコハマ」で。