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神奈川芸術劇場でネオ・オペラ「マダムバタフライX」-宮本亜門さん演出

山口小夜子さん(撮影:下村一喜)

山口小夜子さん(撮影:下村一喜)

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 KAAT 神奈川芸術劇場(横浜市中区山下町281)で、11月10日から宮本亜門さん演出のネオ・オペラ「マダムバタフライX」が上演される。

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 同作は、日本を題材にしたオペラ「蝶々夫人」に焦点を当てた舞台。KAAT初代芸術監督の宮本さんが、「幻想」でつくられた「日本」や「日本女性像」であるというところに着眼点を得て創作した。さまざまな人生観を持ち込んで「蝶々夫人」を解体し、生のオペラ歌手による歌声と共に、あるときは共鳴し、反発をしながら探求していく。タイトル「マダムバタフライX」の「X」は、未知を示す記号、あるいはある値を導くための記号とのこと。

 出演者は、歌手キャスト=嘉目真木子(蝶々夫人役:ソプラノ)、与儀巧(ピンカートン役:テノール)、田村由貴絵(スズキ役:メゾソプラノ)、大沼徹(シャープレス役:バリトン)、鈴木純子(ケイト役:ソプラノ)、吉田伸昭(ゴロー役:テノール)。アクターキャスト=内田淳子、神農直隆、兼松若人、柳橋朋典。

 宮本さんは「現代の観客が驚きを感じる舞台。シンプルゆえに働く想像力のすごみにかけたい」と話している。

 会場はKAAT 神奈川芸術劇場 ホール。開演は15時。チケットはS席8,500円、A席7,000円、B席5,500円、C席4,500円。問い合わせは神奈川芸術劇場(TEL 045-662-8866 :チケットかながわ)。11月18日まで(休演日あり)。

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