シネマ・ジャック&ベティ（横浜市中区若葉町3）で11月9日、浅野忠信さん主演映画の上映とトークショー「横浜 浅野フェスティバル2012」が開催される。

　今回は、浅野さんが2003年の「第60回ヴェネチア国際映画祭」コントロコレンテ部門で最優秀主演男優賞を受賞した映画「地球で最後のふたり」を紹介。上映後に浅野さんをゲストに迎えたトークショーを行う。

　同映画は、タイのバンコクを舞台にした恋愛物語で、タイ、日本、シンガポール、オランダ、フランスの共同制作。潔癖症で自殺願望のある日本人男性と奔放で勝ち気なタイ人女性という対称的な2人が出会い、ラブストーリーを展開していく。監督は映画「わすれな歌」を手掛けたタイのペンエーグ・ラッタナルアーン監督、撮影はアジアを中心に活躍する撮影監督クリストファー・ドイルが担当。

　シネマ・ジャック&ベティの梶原俊幸支配人は「映画『黄金を抱いて翔べ』の公開直後で大変多忙の中、浅野さんが地元・横浜での開催ならばとスケジュールを調整して駆けつけてくれる。この映画は映画祭で快挙を成し遂げた作品だが、まだ見逃している方も多いと思う。浅野さんを映画ファンとともに、にぎやかに映画館でお迎えできれば」と話している。

　開演は17時15分（開場17時）。チケットは前売券・当日券とも1,800円。当日券は若干枚数用意（10時15分より販売）。問い合わせははシネマ・ジャック&ベティ（TEL 045-243-9800）まで。

　浅野さんは横浜出身。1990年に松岡錠司監督の「バタアシ金魚」でスクリーンデビュー。近年では2003年に「地球で最後のふたり」で第60回ヴェネチア国際映画祭コントロコレンテ部門主演男優賞、2004年には北野武監督「座頭市」で第27回日本アカデミー賞優秀助演男優賞、2009年には山田洋次監督「母べえ」で第32回日本アカデミー賞優秀助演男優賞などを受賞している。