パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で11月20日、図書館に関連する最新の技術やサービスを紹介する「第14回図書館総合展・学術情報オープンサミット2012」が開幕した。
同展は、図書館を使う人や、図書館に関わる人が「図書館の今後」について考え、新たなパートナーシップを築いていく場の創出を目的とした総合展示イベントで、1999年より毎年行われている。
期間中は、図書館に関連する120社・団体がブース出展するほか、90以上のフォーラムを開催。20日には、宮城県名取市の佐々木市長らを招いた「首長が語る地方行政の現状と図書館への期待-名取市、小布施町、瀬戸内市の取り組みに学ぶ」、21日にはTSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)への図書館運営委託計画で話題の佐賀県武雄市長・樋渡啓祐さんとCCCの高橋聡さんらを招いた「指定管理者制度の最前線 -地方分権時代における図書館の可能性」などが行われる。
22日には、一般公募した参加者とジャーナリストの津田大介さんが図書館について討論する「津田大介と語る図書館ー図書館へのメッセージ」を開催。一部のフォーラムはUSTREAMネット中継される。
また、23日には「いま話題の図書館を巡るオプショナル・バスツアー」を実施。神奈川、千葉、東京の3コースを用意し、それぞれの施設で働く職員が案内する。
図書館総合展運営委員会委員長の佐藤潔さんは「今年は横浜市中央図書館で行われたプレフォーラムと23日のバスツアーを合わせると5日間の開催。学校教育と図書館をテーマにしたプレフォーラムは満員だったが、今後も図書館関係者だけでなく行政や学校関係者に参加してもらえるよう力を入れたい。指定管理者制度に関するフォーラムも特に人気があり、関心の高さが伺える」と話している。
会場はパシフィコ横浜 展示ホールD。開場時間は10時~18時。入場無料。各フォーラム・ツアーの問い合わせ・申し込みはホームページから。11月22日まで。