横浜の山手地区で12月1日から、クリスマスイベント「世界のクリスマス2012」が開催される。
山手地区に残るかつて外国人住宅として使われていた西洋館、クロス・パティオで、世界各国のクリスマスをテーマにした装飾とイルミネーションを紹介する。主催は横浜市緑の協会。
各館のテーマは、横浜市イギリス館「英国式寄せ植えとおいしいお菓子で楽しむクリスマス」、山手111番館「If~願い叶う夜 Christmas night」、山手234番館「もうひとつのクリスマス Sinterklaas」、エリスマン邸「アドリア海の真珠輝くクリスマス!」、ベーリック・ホール「クリスマスの記憶」、ブラフ18番館「今、輝き放つノスタルジックなクリスマス」、外交官の家「イル ド フランス」、山手68番館「トラッド&モダン」、クロス・パティオ「ノルウェー」。
会期中は、山手西洋館の外観にイルミネーションを施し、光のファンタジーを演出するほか、ルイ14世時代・サロンでのお茶会(12月9日、外交官の家)、ヨーロピアンキャンドルアレンジ(12月10日・15日、ベーリック・ホール)、蓄音機で聞くクリスマスコンサート(12月15日、山手234番館)、水岡のぶゆきグループによる野外コンサート「アーベントムジーク」(12月23日、エリスマン邸の庭園)など、各館でコンサートやフラワーレッスン、デモンストレーションなど多彩なイベントを実施する。
22日には、イタリア山庭園の並木・水路に2,000本のキャンドルをともす「キャンドルガーデン」も。開催時間は日没~19時。雨天時は23日に順延。
横浜市緑の協会 総務課広報係の阿部恭子さんは「今年で13回目を迎える冬の風物詩。今回は『クリスマステーブル』を統一テーマに、各国に伝わるクリスマスの伝統的なお料理やお菓子も紹介する」と話している。
開館時間は9時30分~17時(22日~24日は19時まで)。クロス・パティオは11時~19時(最終日は14時まで)。各館のライトアップは日没~22時。入館無料。12月25日まで。