横浜赤レンガ倉庫1号館2階(横浜市中区新港1)で、12月18日から国際デザイン展「ANBD2012横浜展」が開催される。
ANBD(アジア・ネットワーク・ビヨンド・デザイン)は、東アジア4都市(韓国、中国、台湾、日本)で毎年開催されているアンデパンダン国際展。地域・世代・ジャンル・組織・産学などの枠組みにとらわれないデザインの新しいネットワークを構築し、東アジアの新たな文化交流を図る。主催はアジア・ネットワーク・ビヨンド・デザイン協会。
5回目を迎える今年は、ソウル、台北、蘇州、横浜の4都市で開催。「地域文化」を制作テーマに、グラフィックデザイン、イラストレーション、工芸、陶芸などさまざまなジャンルの作家がデジタルデータで表現した作品をパネル展示する。
横浜展では、「ANBDで旅しよう!」というキャッチフレーズを掲げ、作家316人の作品展示のほか、海外作家9人と国内4大学(和光大学、玉川大学、武蔵野美術大学、慶応義塾大学)によるゼミの個展展示が行われる。優秀作品には「ANBDエクセレント・アワード」を授与する。
アジア・ネットワーク・ビヨンド・デザイン協会の中島千絵さんは「今年度は一般作品に加え、個展展示も実施する。東アジアにはさまざまな気候風土の地域があり、そこに暮らす人々の価値観も多様。QRコード付きチケットを使うと、ANBDデジタルステーションでデジタル時空間を旅する感覚を体験できる。会場に展示された作品画像と鑑賞者のリアルタイムなシルエットで、不思議な旅を楽しんでほしい」と話している。
会場は赤レンガ倉庫1号館 2階スペースA.B.C。開催時間は11時~18時(初日16時スタート、最終日15時まで)。入場無料。12月24日まで。