元町中華街のギャラリー「art Truth(アート・トゥルース)」(横浜市中区山下町112、TEL 045-263-8663)で、キャンドル作家・瀧田さり奈さんのCandle展が開催されている。
来年の干支(へび)を題材にした作品「snake candle」
同展では、ジュエリーキャンドルやフローティングキャンドル、来年の干支(へび)を題材にしたsnake candleなど、キャンドル作家・瀧田さんによる新作キャンドル約100点を展示・販売する。
瀧田さんは、バングラディッシュ・ダッカ市に生まれる。15歳で留学をきっかけに単身渡米し、テキサス、アリゾナの高校を卒業。ニューヨークの美術大学でデザインの勉強を始め、1991年にフリーランスのパッケージ・デザイナーとして独立。1997年よりキャンドル作家として活動している。
多様なカルチャーの中で育った瀧田さんは、自身の中に無意識にわきあがってくる世界をキャンドルに映し出す。作品タイトルは「未知との遭遇」「ラガルト」「シャンパン」「ブルームーン」「フィエスタ」「ジャポネスク」「キャラバンの月夜」など。キャンドルの材料であるパラフィンワックスを使い、アリゾナや宇宙、タイの古都スコータイなどをモチーフにした独自の世界観を表現している。
瀧田さんは「わたしの作品は、ともすためのロウソクというより、インテリアの一部として楽しめる立体的な装飾キャンドル。作品を通して、古代ガラスのように美しいパラフィンワックスそのものの魅力を表現できれば」と話している。
開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。火曜定休。12月24日まで。
art Truthは2009年8月にオープンした画廊。コンセプトは「身近に飾りたい作品」「一緒に暮らしを楽しめる絵」。ギャラリーが主催する企画展を中心に、貸しギャラリーとの2本立てで展開している。