赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1)で1月16日、「ヨコハマ フォトフェスティバル 2013」がスタートした。
写真文化発祥の地・横浜から「写真の持つ力」を広く国内外に発信するとともに、グローバル社会における「写真の文化的プラットフォーム」を築くことを目的とし、「地域・写真・記憶」をテーマに、ポートフォリオレビューやシンポジウム、写真展、ワークショップなど多角的なプログラムを実施する。
プログラムは、500円でアドバイスが受けられる「ワンコインフォトブックレビュー」と、写真を壁に掲示する公開合評形式で希望したジャンルのレビュアーが批評を行う「ウォールフォトレビュー」の2つのスタイルで開催する「ヨコハマ オープンポートフォリオレビュー」。
陸前高田市の状況と被災資料への取り組みを約100枚の写真で紹介する「陸前高田被災資料デジタル化プロジェクト(RD-3project)情報スペース別館 」、関内外を中心としたエリアの若手企業家で構成されるNPO法人「濱橋会」による今昔物語「濱橋会今昔写真館」、横浜市立本町小学校6年1組による写真展「未来の自分たちへ」など。
そのほか、銀塩一眼レフカメラを分解してシャッター幕や絞りなどの構造を探る「銀塩カメラ分析ワークショップ」(16日・18日)、「被災資料支援」をテーマにしたパネルディスカッション(20日)を実施する。
ヨコハマフォトフェスティバル実行委員会の担当者は「今年は特に『地域とのつながり』を意識したプログラム構成。この地域とは、単に地図上の地区を指すのではなく、そこに住む人々の暮らし、人そのもの。横浜の小学生による展示や地元企業家が作る今昔物語、地域力をもって開催するフォトフェスティバルになっている」と話している。
会場は赤レンガ倉庫1号館2階。開催時間は12時~21時(プログラムにより異なる)。入場無料。1月20日まで。