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関内ホールで「ヨコハマ映画祭」授賞式ー松たか子さんらが参加

「第34回 ヨコハマ映画祭授賞式」の様子

「第34回 ヨコハマ映画祭授賞式」の様子

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 「第34回 ヨコハマ映画祭授賞式」が2月3日に関内ホール(横浜市中区住吉町4)で開催され、主演男優賞を受賞した阿部寛さん、主演女優賞の松たか子さんをはじめ、豪華な顔ぶれがそろった。

主演男優賞を受賞した阿部寛さん

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 受賞式には、主演男優賞・阿部寛さん(テルマエ・ロマエ)、主演女優賞・松たか子さん(夢売るふたり)、助演男優賞・山田孝之さん(その夜の侍、のぼうの城、悪の教典)、助演女優賞・安藤サクラさん(愛と誠、その夜の侍)、最優秀新人賞・窪田正孝さん(ふがいない僕は空を見た、はさみ hasami)と橋本愛さん(「桐島、部活やめるってよ」、Anotherアナザー、ツナグ、HOME 愛しの座敷わらし)、三根梓さん(シグナル~月曜日のルカ)らが出席。

 映画祭に参加しようと静岡や大阪、岡山から泊まりがけで駆けつけたファンの姿も見られ、大ホールは約1,100人の映画ファンの熱気に包まれた。

 当日は「桐島、部活やめるってよ」「鍵泥棒のメソッド」「おおかみこどもの雨と雪」の3作品を上映したほか、各賞受賞者や映画評論家をゲストに招いた表彰式を実施。「ヨコハマはモリタを忘れない」と題して、2011年12月に急逝した森田芳光監督の足跡と作品の魅力に迫るトークショーも行われた。

 同映画祭実行委員会は、森田監督の功績を讃え、今回より従来の新人監督賞を「森田芳光メモリアル新人監督賞」と改名。ヤン・ヨンヒ監督と赤堀雅秋監督が同賞を受賞し、ヨンヒさんは「韓国の映画人との間で、忘れられない日本映画として必ずあがるのが森田監督の『家族ゲーム』。映画づくりは本当に大変だが、この賞を胸に今後も映画をつくり続けていきたい」と語った。

 主演女優賞に輝いた松さんは、「名誉ある賞をいただき本当に幸せ。この時期にこの作品と出会えたことは本当にラッキーだった。ここを新たなスタート地点とし、またより良い作品に巡り会えるようにがんばりたい」とコメント。また、主演男優賞を獲得した阿部さんは「横浜出身の受賞のうれしさもあるが、この歴史あるヨコハマ映画祭で作品『テルマエ・ロマエ』が評価され、この場にいられるとは思いもよらなかった。『古代ローマ人』という高いハードルだったが、自分の身長と肉体に感謝している」と話し、会場の笑いを誘った。

 ヨコハマ映画祭は、スポンサーや自治体からの支援を受けず、学生や会社員など日本映画ファンがボランティアで主催する映画祭として知られる。審査員を務めるのは映画評論家や映画ライターなどの映画関係者と一般映画ファンらで、今年度は37人が審査にあたった。

 「わたしにとって映画は人生そのもの。人にはそれぞれの人生があるが、皆さんにも自分の人生はどうだろうと、映画をみながら自分の人生をかみしめてもらえたらうれしい」と語る同映画祭実行委員会の北見秋満さんの言葉に、会場から温かい拍手が寄せられた。

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