東京芸術大学(平山郁夫学長)は、独立型大学院として「映像研究科」(仮称)を横浜市に新設し、来年度にも部分的に開設する構想を発表した。「映画専攻」、「アニメーション専攻」、「メディア映像専攻」の3専攻を設置。定員は約70人で、一流講師による少人数、実践型の教育をおこなう計画。映像文化都市構想を推進する横浜市が、東京芸大の前身の東京美術学校創始者の岡倉天心の生誕地でもある横浜のさまざまな優位性を大学側にアピールし、横浜に新大学院を設置する構想がまとまった。横浜市は、新学科の講義棟として市が保有する馬車道・旧富士銀行を無償貸与する予定。これにより現在、旧富士銀行に設置されている「市民活動共同オフィス」は、当初予定されていた3年間の暫定活用期間を2年間に変更。現在の入居団体11団体の契約期間満了(平成16年9月末)をもって、暫定活用を終えることとなった。東京芸術大学