三菱みなとみらい技術館(横浜市西区みなとみらい3)は2月24日、「環境・エネルギーゾーン」の展示を全面リニューアルする。
新しい環境・エネルギーゾーンでは、原子力、火力、風力、地熱、水力、太陽利用の各発電システムと、発電した電力を蓄えるリチウムイオン二次電池の7つのコーナーから構成される。各コーナーには、備え付けの地球儀に火山帯や風況マップ、世界の発電所分布など、それぞれのエネルギーに関する情報を表示する。
また、ゾーン奥の横幅14メートル、縦2.5メートルの大型画面「ワールド・ダイバー・ビジョン」では、高効率ガスタービン、洋上ウインドファームに設置された長さ80メートルの風車ブレードなど、各コーナーの先端技術について実写真やCGを使ってダイナミックに紹介する。
三菱みなとみらい技術館の釈迦堂文恵さんは「リニューアルした環境・エネルギーゾーンでは、各種の発電方式を映像や模型で分かりやすく紹介する。貴重な実物展示をはじめ、子供たちに三菱重工の技術力を通して未来にわくわくどきどきしてもらえるような仕掛けが満載。エネルギーの現在と未来を楽しく学んでほしい」と話す。
開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は一般300円、中・高校生200円、小学生100円。月曜休館(祝日の場合は翌日)。
三菱みなとみらい技術館は1994年6月、地域の人々との交流と科学技術への関心を高めることを目的に開設。三菱重工が手掛ける最先端の科学技術・製品 を「環境・エネルギー」「航空宇宙」「海洋」「交通・輸送」「くらしの発見」と「技術探検」の6つの展示ゾーンに分け、実機・模型、パネルなどで紹介。2012年10月には累計入館者200万人を達成し、2014年6月には20周年の節目を迎える。