NTT横浜ビル(横浜市中区山下町198)内の交流スペース「光HOUSE YOKOHAMA」で3月7日から、「光のメッセージ・ステンドグラス展~過去から未来を『光』でつなぐ~」が開催されている。主催は関内まちづくり振興会。
同展では、日本に現存する最古のステンドグラスの一つとされる、横浜英和学院(南区)のステンドグラス2面を展示。1908年に建てられた同学院の旧マカスリン礼拝堂に10面あった。改修工事などで所在不明だったが、2008年に見つかった。横浜市経済局が指定する優れた技能者「横浜マイスター」でステンドグラス作家の平山健雄さんが、3人の助手と2011年から約2年かけて修復し、1月にそごう横浜店前広場で一般公開された。展示後は、今年5月竣工の新校舎へ取り付けられる。
3月8日には平山さんによる講演「横浜英和学院のステンドグラス修復と横浜に残るステンドグラス」(18時30分~19時30分)、9日は絵付け実演とガラスコラージュ体験教室(13時30分~17時)を開催。
また、9日は、関内まちづくり振興会会長で秋山眼科医院医院長の秋山修一さんによる講演「光と色と眼」(11時30分~12時30分)も行われる。
平山さんは「横浜には、古いステンドグラスがたくさん残されている。マイスターとして、今後も修復できるものは修復し、一般公開して日の目を見させてあげたい。技術の継承にも力を入れたい」と話している。
開館時間は10時~17時。入場無料。講演・体験教室はいずれも先着40人。展示は3月12日まで。