横浜元町ショッピングストリート(横浜市中区元町)で3月16日、「第9回セント・パトリックス・デー・パレード横浜元町2013」が開催される。
ポンパドウル元町本店が限定発売する「セント・パトリックのパン」(210円)
セントパトリックデー・パレード(St.Patrick's day)は、アイルランド共和国の祝日「セント・パトリック・デー」(3月17日)を祝う祭り。前後の休日には世界各地でパレードが催され、シンボルカラーのグリーンの衣装を身につけた人々が街をパレードする。
横浜元町のパレードは2004年の開始以来、春を呼ぶ祭りとして定着。元町通りを舞台にパレードやアイリッシュミュージックライブ、アイリッシュ・ダンスパーティー「オープンエアケーリー」が行われる。
主催するのは、日本とアイルランドの友好な関係の構築や文化交流の促進を目指す非営利団体「アイリッシュ・ネットワーク・ジャパン(INJ)横浜」横浜パレード実行委員会。INJは日本国内で1992年からイベントを行っており、今年は東京、京都、大阪など10都市以上でパレードを開催する。
隊列には、セントパトリック、アイルランド大使館、東京パイプバンド、在日米陸軍軍楽隊、JKC東京南アイリッシュセタークラブ、ヨコハマリトルメジャレッツ、サンモールインターナショナルスクール、アイリッシュバー・マッキャンズ、ハードロックカフェ横浜、在日米海軍横須賀基地キニックハイスクール、在日米海軍横須賀基地根岸支所ガールスカウト、キリン横浜支社、横浜市民俗無形文化財「川島囃子保存会」など、約20団体が参加する予定。
今年はジョン・ニアリー駐日アイルランド大使、レオ・バラドゥッガー交通・観光・スポーツ大臣も来日参加する。また、ポンパドウル元町本店(中区元町4)では、3月16日から31日まで「セント・パトリックのパン」(210円)の限定発売も。
INJ横浜プレス担当の五十嵐美和さんは「パレードでは、春の新芽を表すかのようなアイルランドカラーの緑色の服を身につけた人達が元町を練り歩く。今年はみなとみらい線・東横線・副都心線の相互乗り入れ開通日と重なり、相互乗り入れ運転祝賀記念として、元町・中華街駅との共同イベント『開通記念アイリッシュライブ』も予定。これまで以上の盛り上がりになるのでは」と話している。
開催時間は、開通記念アイリッシュLIVE=12時~、オープニングセレモニー=13時~、パレード=14時~。
セント・パトリックは、5世紀ころアイルランドにキリスト教をもたらした宣教者で、3月17日はセント・パトリックの命日にあたる。アイルランドの守護聖人として現在も親しまれており、キリスト教の布教でアイルランドを訪れた際に、アイルランドの国花「三つ葉のシャムロック」で三位一体を伝道したといわれている。