日本郵船の湾岸倉庫を利用したアート拠点「BankART Studio NYK」(横浜市中区海岸通3)で3月22日から、35歳以下のアーティスト6組による個展「Under35」が開催されている。主催はBankART1929。
赤レンガ倉庫の「bills」から仕入れたバナナの皮で作ったロー・チェンさんの作品
3回目となる今回は、作家とマネジャーのジョイントチームを対象に公募を実施。約30組の応募チームの中から、木村宗平さん(絵画)と藤川悠さん、幸田千依さん(絵画)と橋本誠さん、古久保憲満さん・松本寛庸さん(絵画)と小林瑞恵さん、柵瀬茉莉子さん(造形)と森田彩子さん、高山陽介さん(彫刻)と橋本かがりさん、丸山純子さん(インスタレーション)と大友恵理さんの6組を選出した。
BankART1929代表の池田修さんは「横浜は画廊が少なく、プロデューサーがなかなか育たない。一人の作家を直接支援するより、一人のプロデューサーを支援することで10人の作家が今後育つかもしれないという思いで今回のような形にした。若い人に一対一で社会を相手にし、ここで作ったカタログを武器にデビューしてほしい」と話している。
また、同時開催の「AIRプレゼンテーション」では、横浜で滞在制作中の海外アーティスト5組が滞在中の成果を発表。フランスのエレーヌ・ジュイエさん、台湾のロー・チェンさん、韓国のチェ・ソンさんとノリダン、キム・スヒャンさんによる展示を行う。
開館時間は11時30分~19時。入場無料。展示は4月14日まで。