「復興支援音楽の会実行委員会」(鶴岡博・実行委員長)は5月25日、NHK横浜放送局(横浜市中区山下町281)1階で、東日本大震災被災地応援ジャズライブ「ヨコハマから届けよう、ジャズの元気2013」を開催する。
「復興支援音楽の会実行委員会」は、市内のライブハウス経営者、ジャズイベント運営者らでつくる有志の会。横浜をはじめ日本のジャズシーンの第一線で活躍するミュージシャンたちを集め、音楽を通して東日本大震災の被災地に元気を届けようと、2011年から開催している。横浜セントラルタウンフェスティバル「Y154」連携イベント。
参加ミュージシャンは、全員が趣旨に共鳴して無償で参加している。出演者は約60人。中村誠一(ts) 、鈴木勲(b)、五十嵐明要(as)、尾田悟(ts)、原田忠幸(bs)、秋満義孝(p)、稲葉国光(b)、細野よしひこ(g) 、猪俣猛(ds)、外山喜雄(tp)、鬼武みゆき(p) 鳥越啓介(b)、酒井俊(vo) 、KANKAWA(鍵ハ)、井上淑彦(ts)、中牟礼貞則(g)、今田勝(p)、小山太郎(ds)ら、実力派ぞろいだ。宮城県を中心に活動する佐藤聡子(バイオリン)、榊原光裕(ピアノ)らのユニットは、被災地・被災者の復興を応援するチャリティソング「花は咲く」を演奏する。
会場に募金箱を設け、集まった支援金は「東日本大震災復興支援JSFプロジェクト」や石巻ジュニアジャズオーケストラなど、音楽に関わる活動団体に寄付する。「東日本大震災復興支援JSFプロジェクト」は、宮城県仙台市で毎年9月に行われている「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」で復興支援活動を手がけるチーム。宮城県内のさまざまな音楽イベントの開催支援を通じて、市民に発表の機会を提供している。2011年は約70万円、2012年は約30万円が集まった。
NHK横浜放送局のジャズ番組「FMサウンドクルーズ/よこはま発JAZZクルージング」に出演中で、当日司会を務める柴田浩一さんは「1回目、2回目ともに、手弁当で出演してくれるミュージシャンたちの被災地への思いが音になり、素晴らしい演奏の連続だった。ぜひ、会場に足を運んで、そのエネルギーを感じてほしい」と話している。
開催時間は14時~18時(開場13時)。入場無料。当日のライブは14時から18時まで、神奈川と東北3県(宮城・岩手・福島)にNHK-FMで公開生放送される。