開館15周年を迎える横浜みなとみらいホール(横浜市西区みなとみらい2)で6月27日、「第177回オルガン・1ドルコンサート」が開催される。
オルガン・1ドルコンサートは、1ドルもしくは100円で気軽にクラシック音楽にふれられるコンサート。1998年の開館以来開催しており、これまで共演者を含む200人以上が出演し、さまざまな楽曲を披露している。コンサート1回目~176回目の延べ曲目数は約1,050曲、来場者数は236,340人。
177回目は、昼間のコンサートに加え、初めて「夜の1ドルコンサート」を開催。夜公演の開演前にはオルガン・ミニレクチャーをおこなう。曲目は、オペラ「ゼヴィリアの理髪師」序曲(ロッシーニ)、プレリュード ニ短調(レスピーギ)などイタリアをテーマにしたプログラムを予定している。
オルガニストはイタリア・トレント在住の吉田愛さんとアレックス・ガイさん。2006年にオルガン・デュオを結成し、オルガン4手連弾、2台オルガン、オルガンソロ、オルガンとチェンバロなど、さまざまなアンサンブルを交えたプログラムで、パイプオルガンの魅力を紹介している。
横浜みなとみらいホールの吉田道子さんは「横浜みなとみらいホールのパイプオルガン『ルーシー』も、おかげさまで6月に15歳に。コンサートはチケット不要で、スイカやパスモも使える。ルーシーのバースデーコンサートに多くの方にご来場頂けたら」と話している。
会場は横浜みなとみらいホール 大ホール。開催時間は12時10分~12時50分、19時30分~20時10分。料金は100円または1ドル。定員は各回先着2,020人(事前申込不要)。問合せは横浜みなとみらいホールチケットセンター(TEL 045-682-2000)まで。
同ホールの舞台正面には、アメリカのC.B.フィスク社製「パイプオルガン」が設置されており、「光」を意味する「ルーシー」という愛称で親しまれている。明るい音色を奏でるオルガンで、カモメや船の帆など横浜にちなんだモチーフが各所に施されている。