なか区民活動センター(横浜市中区日本大通34)は7月3日から、10代の若者たちを対象とする居場所やサポートのあり方を考える連続講座「”知る・見る・考える” 地域のイマドキ子ども・若者事情」を開講する。日常的に若者たちと接している青少年支援の実践者を招き、若者が置かれている現状について学び、地域の大人の役割について考えを深める。
この連続講座は、夏休みを前に、学校や家庭以外の居場所を求める思春期の若者たちを理解し、地域でできる支援について考えるきっかけを提供しようと同センターが企画した。
講座は、7月3日=「イマドキ子ども・若者を"知る"」=阿久津強さん(横浜市青少年交流センター・センター長)、10日=「イマドキ子ども・若者を"見る"」= 石井淳一さん(ことぶき学童保育・ことぶき青少年広場指導員)、17日=「イマドキ子ども・若者を"考える"」=久田邦明さん(神奈川大・東京学芸大講師)の全3回で、部分参加も可能だ。最終回には、交流会も予定されており、子供・若者支援に関心ある参加者同士がつながる場となっている。
同センター相談員の吉田美里さんは「10年前から横浜市は独自の青少年施策に取り組んできた。地域で活動する市民のみなさんに、現在の若者が生きる社会の状況を現場の方の声を通して共有し、地域が若者に対してできる支援を考える機会にしたい」と話している。
開講時間は18時~20時。参加費無料。問い合わせ・申し込みは同センター(TEL 045-224-8138、メール na-katsudou@city.yokohama.jp)まで。