横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ(横浜市西区北幸1)で8月10日、日本最古のオーケストラ・東京フィルハーモニー交響楽団オーケストラとタイアップしたディナーコンサート「Yokohama Pops vol.3」が開催される。
Yokohama Popsは、アメリカのボストン交響楽団が120年以上続けている夏の風物詩イベント「Boston Pops」 をオマージュした企画。今年は「食とオーケストラ・サウンドで体感する魅惑のイタリア」と題して、ナビゲーターにコンサート・ソムリエの朝岡聡さんを迎え、東京フィルハーモニー交響楽団がクラシックの枠にとらわれないコンサートを披露する。
曲目は、Around the World(ビクター・ヤング)、William Tell Overture(ロッシーニ)、The Four Seasons 「Summer」(ヴィヴァルディ)、Tema d’Amore(モリコーネ)、La Strada(ニノ・ロータ)など。ソリストの吉原圭子さん(ソプラノ)と小原啓楼さん(テノール)はオペラアリアやカンツォーネを披露する。演奏時間は約70分。1996年から東京フィルハーモニー交響楽団指揮者の渡邊一正さんが指揮者を務め、同ホテルの洋食総料理長・赤見雅宣さんがイタリアのエッセンスを加えた特別フレンチコースを用意する。
今回の売り上げの一部は、同ホテルが東日本大震災支援プロジェクトとして2011年から行っている「project love's」企画の一環として、日本赤十字社を通じて東北地方の復興、復旧の支援に充てる。2011年5月から2013年4月までの「project love's」の募金総額は9,560,022円。
横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ 広報担当の大川真実さんは「プログラムはイタリアの民謡や映画音楽に加え、今年で生誕200年を迎えるイタリアの作曲家・ジュゼッペ・ヴェルディの曲目もとりいれた。イタリアの雰囲気にしつらえた7メートルの天井高を持つ大宴会場で、極上の音楽と料理をお楽しみ頂ければ」と話している。
会場は同ホテル5階大宴会場「日輪」。開催時間は昼の部=受付12時30分~、食事13時~、コンサート14時~。夜の部=受付17時30分、食事18時~、コンサート19時~。料金は料理、フリードリンク、コンサート込みで25,000円、定員300人(昼の部・夜の部とも)。予約・問合せはホームページ、または宴会予約(TEL 045-411-1126)まで。
東京フィルハーモニー交響楽団は1911年創立。シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつオーケストラで、約160人のメンバーで構成される。2010年4月にベルリン国立歌劇場やメトロポリタン歌劇場など、世界の楽壇で活躍するダン・エッティンガーさんが第8代常任指揮者に就任。自主公演のほか、新国立劇場などでのオペラ・バレエ演奏、NHKの放送演奏などを行っている。