横浜港大さん橋国際客船ターミナル（横浜市中区海岸通1）で8月15日、居酒屋グループ「はなたれ」による飲食イベント「夏の感謝祭in横浜大さん橋」が開催された。

横浜市立大学男子寮出身のエンターテインメント集団「男子寮」

　同イベントは、居酒屋グループ「魚と酒はなたれ」を運営するFirst Drop（中区長者町5）が2011年から展開している海の環境保護を目的とした「生しらすプロジェクト」の一環。売上げの一部を同プロジェクトの活動に充てる。

　当日は、日本酒蔵元8蔵（熊澤酒造、大矢孝酒造、久保田酒造、飯沼本家、若駒酒造など）をはじめ、ビール会社（アサヒ、キリン、サッポロ）、八虎商店（横浜市中央卸売市場）、佐島・湘南しらす「山茂丸水産」、美濃屋あられ、老舗日本茶専門店「川本屋茶舗」など、神奈川の業者や生産者が集結。650人の来場者に日本酒やビール、ワイン、チーズ、旬の魚介を使った料理、三浦半島の地野菜などが食べ放題・飲み放題スタイルで振る舞われた。

　ステージイベントには、横浜市立大学（金沢区瀬戸22）の男子寮出身のエンターテインメント集団「男子寮」、マルチエンタメライブ食堂YOKOHAMA Three S（中区太田町4）で活動するご当地アイドル「かんない少女隊」、FEELS SUPER BAND with 君嶋哲至、横浜ビール代表の太田久士さんや大川印刷代表の大川哲郎さんら4人で結成される社会貢献ブルースバンドとプロのボーカリストBull松原さんによる「Bull&O's」が出演し、ライブやパフォーマンスを披露。

　ゲストとして、プロバスケットボール・bjリーグ「横浜ビー・コルセアーズ」の前田陽介選手、横浜ビールのレストラン「驛（うまや）の食卓」（中区住吉町6）に勤務するプロボクサーの大竹秀典選手も登場し、かんない少女隊のメンバーが日本酒蔵元ブースをまわり、試飲しながらレポートする場面も見られた。

　今回のチケット1枚には、「生しらすプロジェクト」の一環として真鯛の稚魚3尾分が含まれており、今月26日に同社のスタッフが真鯛稚魚の放流をおこなう予定。

　First Drop代表取締役の平尾謙太郎さんは「今年は規模を拡大し、会場をマリンタワーから大さん橋ホールに移しての開催だったが、神奈川にちなんだ業者やエンターテイナーがイベントを盛り上げて下さり、多くの方にご来場いただけた。これからも正直な商売を続けてゆきたい」と話している。

　居酒屋グループ「はなたれ」は、「旨いを正しく食の場へ」をモットーに、居酒屋業態「魚と酒はなたれ」、ワインバル業態「魚とワインhanatare」など、横浜を中心に8店舗を展開。8月19日に「はなたれ人形店」（東京都中央区）をオープンする。