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井伊掃部ゆかりの野毛山・掃部山公園で「西区虫の音を聞く会」

「西区虫の音を聞く会」の様子

「西区虫の音を聞く会」の様子

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 掃部山(かもんやま)公園(横浜市西区紅葉ケ丘57)で8月24日、夏の夜の風物詩「第49回西区虫の音を聞く会」が開催される。

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 掃部山公園には、横浜開港に貢献した徳川幕府の大老、旧彦根藩主であった井伊掃部頭直弼(いいかもんのかみなおすけ)公の銅像が建立されている。「西区虫の音を聞く会」は、伝統芸能や茶道にも通じた文化人であった井伊掃部頭をしのび、野だてや琴、尺八の演奏などを楽しむ行事として、1965年から西区民に親しまれている。主催はふるさと西区推進委員会。

 当日は、涼やかな虫の音を聞きながら、万灯(まんとう)、ぼんぼりの明かりのもと、日本の伝統芸能を楽しむことができる。出演者は、藤田社中、衣都史会、お琴サークル、清水社中。会場には地域の人による、焼きそばや焼き鳥を販売する模擬店が並ぶ。

 ふるさと西区推進委員会 西区虫の音を聞く会開催部会の金子勝雄部会長は「西区虫の音を聞く会は昭和40年から続く、地域に根付いた催し。夏の夕べを、日本の伝統芸能に触れ、風流に過ごしてみませんか。ご家族連れで、みなさまぜひ遊びにおいで頂ければ」と話している。

 開催時間は17時~19時30分。雨天中止。問い合わせはふるさと西区推進委員会事務局(TEL 045-320-8389)まで。

 掃部山公園は、かつて明治初期の鉄道敷設に携わった鉄道技師の官舎が建てられ、地下からわく水を蒸気機関車の給水に利用していたことから鉄道山と呼ばれていた。その後、直弼の記念碑を建てる際に井伊家の所有になり、1914年に市に寄付され掃部山公園となった。

 広さ24,727平方メートルの園内には、遊具が設置された広場や、池を配した和風庭園があり、公園の一角には横浜能楽堂が建てられ、200本の桜が咲き誇る桜の名所としても知られている。

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