横浜みなとみらいホール(横浜市西区みなとみらい2)で9月18日、トゥバ共和国のホーメイグループ 「ユジュム」の来日コンサート「ホーメイの夕べ~トゥバ共和国の超人的な倍音喉歌~」が行われる。
ホーメイとは、トゥバ共和国に古くから伝わる喉歌(のどうた)。声に含まれている倍音を声帯の力で強調させて口笛に似た音を出す。非常に低い倍音を出したり、音を細かく震わしたりと、発声法が7種類以上あるという。同コンサートではトゥバ共和国に伝わる豊かなホーメイの音色を1995年に結成された新世代のホーメイグループ「ユジュム」が披露する。
トゥバ共和国はロシア連邦に属する、モンゴル国の西北隣り、アジア中央部に位置する共和国。畜産や鉱工業、羊毛獣捕獲などを主な産業とし、標高3,970メートルのタイガ山、草原、湖に囲まれた美しい自然の中で約30万人が定住している。
出演は、国際ホーメイフェスティバル優勝者のモングンオール・オンダールさん、オトクン・ドスタイさん、アヤス・クーラルさん、アンザット・クーラルさんのほか、ヒカシューのリーダーで日本トゥバホーメイ協会代表を務める日本では数少ないホーメイスペシャリストの巻上公一さん。
横浜みなとみらいホールの小泉千恵子さんは「トゥバ共和国に伝わる超人的な歌唱法『ホーメイ』。トゥバの民俗楽器の音色とともに、ひとりでいくつもの音を紡ぐ不思議な歌声を深く味わってもらえたら」と話している。
会場は横浜みなとみらいホール 小ホール。19時開場、19時30分開演。入場料は一般3,000円。問い合わせは横浜みなとみらいホールチケットセンター(TEL 045-682-2000)まで。
同日、横浜みなとみらいホールとNHK文化センター横浜ランドマーク教室によるコラボレーション講座も実施。音楽家の巻上公一さんを講師に迎えた「ホーメイ」をテーマにしたレクチャー&ワークショップ(会場:NHKカルチャー 横浜ランドマーク教室)、みなとみらいホールでのバックステージ・ツアー、「ホーメイの夕べ」の公演鑑賞がたのしめる。