横浜駅西口に9月9日、家屋を改造したマンガ喫茶「漫画と文化と喫茶の家 横浜へそまがり」(横浜市西区岡野1)がオープンした。
同店は、雑貨も販売するセレクトショップ型書店「ヴィレッジヴァンガード」に10年勤務した後、横浜で自転車タクシーの営業を行っていた店主のへそまがりさんが、マンガなどを通して交流できる場所を作りたいという思いから開店。2階建ての店内には約1万1,000冊のコミックや麻雀卓、ファミコンが常備され、ドリンク1杯で何時間でも滞在できる。店舗面積は約30平方メートル。
マンガは、少年誌・青年誌の定番人気コミックから、へそまがりさんおすすめの古典作品まで、幅広い分野の作品が並べられている。また、繊細かつ独特な画風が高い評価を受けているマンガ家・小田ひで次さんの同人誌「御遊戯」1~3の委託販売も行っている。
ドリンクメニューはコーヒー(400円)、エビスビール(550円)、純米酒土佐宇宙酒(900円)、純米酒夏子物語(800円)など。コーヒーは旭区で喫茶店を経営する「陽のあたる道」が自家焙煎したものを譲り受けた、雑味のない豆を使っている。
へそまがりさんは2012年9月頃より、近隣のマンガ好きや映画好きが集まり、くつろいで話をする場所として、自宅を不定期で開放。当初は親しい友人のみが訪れる場所だったが、少しずつ訪れる人も増えてきたことから、今回新たに店舗としてのスタートに踏み切った。
へそまがりさんは「マンガや文化の持つ力を改めて感じられる場所にしていきたい。また、おばあちゃんの家の縁側のように、訪れてくれた人にとって、ほっと一息つける場所になれたら」と話している。
営業時間は月曜~木曜=12時~19時(L.O.19時30分)、金曜・土曜=12時~22時(L.O.21時30分)。