ローズホテル横浜(横浜市中区山下町77)は中秋節の9月19日、1階ロビーに展示している日本最大級の巨大月餅「中秋大月餅」を切り分けて、無料で配布する。
巨大月餅は、直径1メートル、約60キロで、中には黒あんと満月に見立てたアヒルの塩漬け黄身が入り、表面には富士山の世界文化遺産登録を記念して、富士山の絵柄が施されている。約300人分に相当する。中華料理「重慶飯店」の食品工場(金沢区)で作製された。同企画は、日本の十五夜にあたる行事で、中国で月餅を食べる風習がある中秋節にあわせて開催されており、今年で20回目。
当日は、11時30分から1階ロビーで巨大月餅を切り分け、先着300人に無料配布する。展示期間中は、宿泊券や食事券、中華菓子などが当たるクイズも実施。同ホテル1階の重慶飯店売店では、通常サイズの「豆沙蛋黄(トウサタンファン)月餅」(700円)と「蛋黄酥(タンファンス)」(350円)を限定販売している。
また、同ホテルは9月18日、神奈川フィル弦楽アンサンブルによるコンサート「中秋節祝宴」を開催。秋を彩る美しい音色を聞きながら重慶飯店 調理部長・陳一明さんの特製料理を味わえる。料金は15,000円。チケット代の一部は、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の支援に充てられる。
ローズホテル横浜の山根愛子さんは「中国には中秋節の満月の夜に月餅を食べると、幸せになるという言い伝えがある。同館1階のブラスリーミリーラフォーレでは、見た目もかわいい『富士山クッキー』の販売もスタートし、今月19日から22日まで大人気の『お月見タルト』も限定発売。ぜひ中秋大月餅の切り分けイベントに参加いただき、目で見て味わってもらえれば」と話している。