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超小型モビリティのカーシェアリング「チョイモビ ヨコハマ」がスタート

出発式で挨拶する林文子横浜市長

出発式で挨拶する林文子横浜市長

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 国内初となる超小型モビリティ(電気自動車)の大規模カーシェアリング「チョイモビ ヨコハマ」の出発式が10月10日、みなとみらいのグランモール公園・美術の広場(横浜市西区みなとみらい3)で行われた。

式典後、公道へと出発していく30台の超小型モビリティ

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 超小型モビリティは、環境に配慮し、これからの少子高齢化時代におけるまちづくりなども意識した新しいカテゴリーの乗用車。軽自動車よりもさらにコンパクトなサイズが特徴で、地域内の移動や買い物、送迎などを想定した1~2人乗りの車両を指す。

 今回のカーシェアリングは横浜市と日産自動車が主体となって実施するもので、国土交通省なども支援・協力。低炭素交通の推進や都市における生活および移動の利便性アップ、横浜における観光振興などをねらいとして、約1年間の市民参加型実証実験として展開される。

 使用される車両は、日産自動車の「日産ニューモビリティコンセプト」。100パーセント電気で動き、排気ガスを出さない2人乗りの超小型モビリティで、細い道や狭いスペースでも走行・駐車しやすい、窓がないなどの特徴がある。

 カーシェアリングの利用には事前に無料の会員登録が必要で、スマートフォンを使って専用サイトから申し込む。利用時には会員サイトから予約を行い、ステーションに停車している車両に会員カードをタッチすることで運転が可能となる。返却は任意のステーションで行うことができるワンウェイ型で、利用料金は1分につき20円。決済はあらかじめ登録したクレジットカードで行われる。

 走行は横浜市内に限られ、高速道路などの一部道路は利用不可。ステーションは横浜駅周辺やみなとみらい、関内、山手・本牧エリアなど約50カ所に設置され、今後70カ所程度に拡大予定。利用可能台数も30台から約100台に増やしていく。

 出発式に出席した林文子横浜市長は「このモビリティは小回りが利き、横浜のように山坂が多い街でも安心して使える。暮らしを一層便利にする新しい交通手段であり、さまざまな課題の解決を担うツールとして大きな可能性も持っている。市民、そして観光客などたくさんの方々に愛される移動手段として定着させ、横浜発の新たな文化として広めていきたい」と挨拶。

 また、日産自動車常務執行役員の大谷俊明さんは「今回のカーシェアリングは単なる移動手段の実験ではなく、新たなまちづくりや生活づくりに挑戦するもの。横浜という街において新しいモビリティの可能性を追求し、社会にどんどん発信できれば」と話した。

 カーシェアリングは10月11日からサービス開始となり、実施期間は2014年9月末までを予定。既に約700人が会員登録を行っており、期間中に1万人の登録・利用を目指すという。

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