横浜公園と日本大通りで10月13日、第38回中区民祭り「ハローよこはま2013」が開催される。

　中区民祭りは、区民相互の交流と調和を図り、いきいきとした地域社会の創造と区民の健康増進を目的に1976年にスタートした。今年は「音楽」をメーンテーマに掲げ、市内で開催されている音楽フェスティバル「横浜音祭り2013」と連携した「英国女王陛下の近衛軍楽隊パレード」（主催：横浜アーツフェスティバル実行委員会）の開催に加え、中区の企業やさまざまな団体によるブース出店、ステージイベントを実施。神奈川県と連携した「神奈川県庁の一般公開」も同時開催する。

　近衛軍楽隊パレードでは、エリザベス女王の居城バッキンガム宮殿を守る衛兵「英国陸軍近衛連隊」の吹奏楽団（コールドストリーム・ガーズ・バンド）が出演し、日英通商400周年とエリザベス女王戴冠式60周年を記念したパレードを行う。出発セレモニー演奏＝12時30分～、パレード開始＝12時40分～。

　会場には、子どもから大人まで楽しめる108のブースが出店。東北3県の特産品を販売する「震災復興支援マルシェ」、横浜三塔物語をモチーフにした「恋する都市伝説スタンプラリー」、ほいくえんのひろば「Yワイあつまれ中区っこ」、健康チェック体験や体操指導を行う「元気フェスタ21」など多彩な催しを行う。

　「マスコット選挙 in ハローよこはま2013」では、中区のマスコットキャラクター「スウィンギー」をはじめ、横浜市の選挙マスコット「イコットちゃん」や横浜F・マリノスの「マリノスケ」などのマスコットが人気投票を実施。市民団体の手作り品やリサイクル品の販売を行う「スウィンギー商店街」では、5メートルダッシュにゆるキャラが挑戦する「キャラクターガチンコ対決」も実施する。

　ステージには、明治初期から中区本郷町に伝わる「寿獅子舞・本郷囃子連」、児童合唱隊「合唱・横浜市民ミュージカル」、韓国の伝統芸能「サムルノリ・在日本大韓民国民団」、横浜のご当地ヒーロー「横浜見聞伝スター☆ジャン」、浅草・浅草寺の伝統的な歌と踊り「かっぽれ踊り・かっぽれ粋遊会」など29団体が出演。横浜中華街在住の書家・熊峰（ゆうほう）さんは、復興支援を祈念した揮毫（きごう）パフォーマンスを行う。

　ハローよこはま実行委員会の平山正晴委員長は「今回のメーンテーマは『音楽』。そして『つながるしあわせ』をもう一つのテーマに掲げ、昨年に引き続き『震災復興支援マルシェ』において復興に向けた取組の紹介や被災地の特産品の販売などで被災地を応援していく。皆さまもどうぞご協力いただければ」と話している。

　開催時間は10時～16時。荒天時は10月14日に順延（近衛軍楽隊パレードは13日のみで延期はなし）。