横浜公園(横浜市中区横浜公園)で10月20日、「第34回よこはま技能まつり」が開催される。
同イベントは、伝統技術の保存と技能の振興を図る横浜市技能職団体連絡協議会(中区万代町2)が、ものづくりのすばらしさを伝えることを目的に開催。今年は31の技能職団体が出店し、技能の紹介や実演を中心に作品の展示・販売を行う。
参加団体は、横浜写真師会、横浜建具組合連合会、神奈川県造園業協会、横浜マイスター会、横浜食品煮豆惣菜組合、横浜市美容組合連絡協議会、横浜浴槽設備組合、横浜市料理飲食喫茶技能組合ほか。
会場では、擬木プランター製作の実演(横浜市左官業協同組合)、いぐさストラップ作り (横浜畳組合連合会)、お手玉人形作り (県和服裁縫協同組合)、銅板表札作り (市板金組合連合会)、藍染・絞り染め体験 (横浜染物組合)を実施する。
そのほか、木工教室、手作り看板教室、プリント体験、泥だんご作りなど、子どもも楽しめる「体験コーナー」を設置し、焼き鳥、もつ煮込み、おでん、たこ焼きなどの飲食の販売も行う。
横浜市経済局雇用労働課の牧島みどりさんは「横浜のさまざまな職人の素晴らしい技能を『見て』『触れて』『体験する』ことができるお祭り。最近はなかなか街中で目にすることが少なくなった職人の熟練の技をぜひご覧いただければ」と話している。
開催時間は9時30分~16時。
横浜市技能職団体連絡協議会は1968年、技能職者の地位向上と後継者育成を目的に「横浜市技能職種別連絡会」として衣食住の各職種が集まって発足し、1971年に名称変更した。現在は40の技能職団体と青年部で構成されている。