新港ピアのシェアスタジオ「ハンマーヘッドスタジオ 新・港区」(横浜市中区新港2)内のハンマーヘッドギャラリーで11月1日・2日、同スタジオの入居アーティストなどによる展覧会「水際・瀬戸際・壁の裏」が開催される。
同展は、2012年にBankART Studio NYK(中区海岸通)の連続講座「BankART School」で、国内外のアートシーンで活躍している美術家の田中信太郎さんと原口典之さんのゼミに参加した9人が企画。それぞれが立つ「瀬戸際」をテーマに制作した新作を展示する。ハンマーヘッドギャラリーでのアート展は今回が初。
出展作家は、ハンマーヘッドスタジオ入居者の阿部静さん(インスタレーション)、阿部剛士さん(立体)、岩間正明さん(絵画・立体)、片桐三佳さん(絵画)、湯浅加奈子さん(絵画)、木下直人さん(彫刻)、木村有貴子さん(彫刻)と、独自に活動する関直子さん(墨絵)、関根麻耶さん(インスタレーション・パフォーマンス)。田中さん・原口さんも特別参加する。
「既にスタイルを確立しているメンバーが、2人の先輩作家に触発されて制作した新作はどれも見ごたえがあると思う」と木村さん。
開催時間は1日=17時~22時、2日=13時~19時45分。1日18時からオープニングレセプションを行う。また、3日・4日は予約制で観覧可能。
「ハンマーヘッドスタジオ 新・港区」は、2008年度に横浜トリエンナーレの会場として建設された「新港ピア」を利用した期間限定のクリエーター拠点で、2012年5月からアーティスト、デザイナー、建築家、ダンサーなど50組が創作活動を行っている。1日・2日は、 ハンマーヘッドスタジオのほか、横浜都心部の40以上のクリエーター拠点を一般公開するオープンスタジオイベント「関内外OPEN!5」が行われる。