パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で11月6日、11月11日(いい日いい日)の介護の日を記念した「横浜市介護の日記念フォーラム」が開催される。
横浜市内の高齢者は、2030年には100万人を超え、人口の27.8パーセントを占めると予想されている。横浜市では、「健康長寿日本一の都市」を目指し、「運動」や「食」などを通じて楽しみながら健康を維持し、地域で活躍できるように「100万人の健康づくり戦略(中期4か年計画)」を実施。その取り組みの一環として、20歳以上の横浜市民を対象に、ポイントを集め応募すると抽選で景品があたるポイントラリー「よこはま健康ポイントラリー」(9月1日~12月10日)を行っている。
同フォーラムでは、基調講演やパネルディスカッション、映画上映会、介護の総合案内など、介護についての理解を深めるためのさまざまなイベントを実施する。
当日は、認知症をテーマにしたスペインの長編アニメーション映画「しわ」の上映に加え、東京大学名誉教授の養老孟司さんによる基調講演「健康に老いること」、認知症・骨粗しょう症の予防に向けた講演会「65歳を過ぎた人の食生活チェック法」などを行う。
パネルディスカッション「地域で支える健康長寿~介護サービス編~」では、各サービスの連絡会、ケアマネジャー、地域包括支援センターの関係者が登壇し、地域密着型サービスと介護サービスの活用術について語る。
会場では、介護ロボットの展示のほか、神奈川県住宅供給公社のシニア向け住宅の紹介、定期巡回・随時対応型訪問介護看護のサービスの紹介、横浜市がロコモ―ティブシンドローム予防のために開発したトレーニングプログラム「ハマトレ」の紹介も。
健康福祉局高齢健康福祉部介護保険課長の星信行さんは「基調講演では『バカの壁』など数々の著書で有名な養老孟司さんが、独特の視点で現代の『老い』について語る。フォーラムを通じて、住み慣れた地域で安心して暮らし続けていくための健康づくりを考えるきっかけにしていただければ」と話している。
会場はパシフィコ横浜 会議センター。開催時間は10時~16時。入場無料。