KAAT 神奈川芸術劇場(横浜市中区山下町281)で11月21日から、劇団・マームとジプシーの新作公演「モモノパノラマ」が行われる。
劇団「マームとジプシー」は、演出家・劇作家の藤田貴大さんが全作品の脚本と演出を務める演劇団体として2007年設立。同年、作品「スープも枯れた」で旗揚げ後、作品ごとに出演者とスタッフを集め創作を行っている。独特な台詞(せりふ)まわしを特徴とし、役者が本来持つパーソナリティーを観察し、劇中の人物と擦り合わせを行うことで生まれるリアルなドラマや個々の質感を作品に大きく反映させている。
新作「モモノパノラマ」のモチーフは、今夏に藤田さんが経験した愛猫「モモ」の死。プライベートな体験を軸に、今までとは異なった「喪失」の描き方に挑む。
作・演出は藤田さん。出演は、石井亮介さん、伊東茄那さん、荻原綾さん、尾野島慎太朗さん、川崎ゆり子さん、中島広隆さん、成田亜佑美さん、波佐谷悟さん、召田実子さん、吉田聡子さん。同公演は神奈川を皮切りに、新潟、北九州を巡回する。
同劇団の林香菜さんは「今夏に漫画家・今日マチ子原作の『cocoon』の舞台化に成功した劇団『マームとジプシー』が、藤田自身が今まで以上に描く必要性を感じているモチーフと作業を、長い期間共に時間を過ごしてきた、最も信頼出来る俳優陣と共にカタチにする。今年度唯一のフルスケールオリジナル作品となるマームとジプシーの新機軸にご期待いただければ」と話している。
会場はKAAT神奈川芸術劇場大スタジオ。チケットは予約・前売=3,000円、当日=3,500円。公演スケジュールは日程による。12月1日まで。