横浜の山手地区で12月1日から、世界各国のクリスマスをテーマにした装飾とイルミネーションを紹介する「世界のクリスマス2013」が開催される。
山手地区に残るかつて外国人住宅として使われていた西洋館、クロス・パティオを会場に、各西洋館がテーマ国を決めて、その国の特徴的なクリスマス装飾と文化の紹介を行う。主催は横浜市緑の協会。
イベント全体に「アメージング メモリーズ オブ クリスマス~素敵なクリスマスを思い出して~」というテーマを設け、それぞれの国や人々の歴史に焦点を当てた「思い出の年のクリスマス」のワンシーンを演出する。
各館のテーマは、横浜市イギリス館「The Royal Highest Joy~極上のひと時を心に刻んで~」、山手111番館「イタリア ナターレ」、山手234番館「クリスマス。もっと楽しいフィリッピン」、エリスマン邸「聖ミクラーシュの日を祝う」、ベーリック・ホール「フラワーパワーで楽しむオランダのクリスマス」、ブラフ18番館「ノルウェーのまあるいクリスマス」、外交官の家「God Jul~ユールがクリスマスになるまで~」、山手68番館「ブラジルの暑い&熱いクリスマス」。
会期中は、山手西洋館の外観にイルミネーションを施し、光のファンタジーを演出するほか、スウェーデンの伝統楽器・ニッケルハルパの演奏(12月13日、外交官の家)、クリスマスコサージュレッスン(12月17日、ベーリック・ホール)、水岡のぶゆきグループによる野外コンサート「アーベントムジーク2013」(12月23日、エリスマン邸)など、各館でコンサートやフラワーレッスン、リース作りなど多彩なイベントを実施する。
12月21日には、イタリア山庭園の並木・水路に2,000本のキャンドルをともす「キャンドルガーデン」も。開催時間は日没後~19時。雨天時は翌日のみに順延。
横浜市イギリス館の天野典子さんは「イタリア山庭園のキャンドルガーデンでは、庭園内にキャンドルでフォーカルポイントを作り、流れにはフローティングボードを浮かべる。水辺に映る揺らめきをお楽しみいただければ」と話している。
開館時間は9時30分~17時(21日~24日は19時まで)。クロス・パティオは11時~19時。各館のライトアップは日没後~23時。入館無料。12月25日まで。