NPO法人「ETIC.(エティック)」横浜ブランチ(横浜市中区桜木町1)は1月22日、横浜や周辺地域で活動する社会起業家のプレゼンテーション会「YOKOHAMA SOUP(ヨコハマ・スープ)vol.11」を開催する。
「YOKOHAMA SOUP」は、社会貢献型ビジネスの実践者の話を聞き、意見交換や交流の場を提供する目的で、2009年11月から実施されてきた。今回は「アクションの連携で社会を変える」をテーマに、2人のゲストを招く。
1人は、静岡県熱海市のヒト・地域の資源を活かして地元が楽しむ持続可能なコミュニティーづくりの仕組みを行うNPO法人「atamista」(熱海市昭和町5)代表理事・市来広一郎さん、2人目は横浜市北部の地域密着エコメディアNPO法人「森ノオト」(横浜市青葉区つつじが丘11)でヒト・モノ・コトをつなげている代表・北原まどかさんをプレゼンターとして招く。
市来さんは、1979年熱海生まれ。「100年後も豊かな暮らしができるまち(熱海)をつくる』ため、2007年にコンサルタント企業を退職し、熱海にUターン。遊休農地再生「チーム里庭」を農家とともに立上げ、新住民・別荘住民に向けた農業体験を提供を開始した。2009年から地域の人たちのつながりを活用した体験交流ツアー「熱海温泉玉手箱(オンたま)」を熱海市観光協会、熱海市等と協働で開始。2008年「atamista」を設立、2010年NPO法人化を果たした。
2011年には、中心市街地再生のための株式会社「machimori」(熱海市銀座町10)を設立、代表取締役に就任。空き店舗を再生しカフェをオープンするなど、リノベーションを軸としたまちづくりに取り組んでいる。
北原さんは、タウン紙記者を経てエコ系住宅雑誌の編集部に転職。2005年から、食環境・地球環境・子育て環境に特化したフリーランスライターとして活動する。2009年1月に出産。同年11月に地域+環境をテーマに「横浜あおば発・地元のエコ発見メディア 森ノオト」を立ち上げた。2013年1月に「森ノオト」をNPO法人化。環境啓発活動の実績を軸に、持続可能な地域社会を目指し、メディアによる情報発信、リアルなイベント、セミナー、講座などを展開している。
主催するNPO法人「ETIC.」横浜ブランチのコーディネーター・浅野美樹さんは「2人のゲストは、自分達が住み暮らすまちの魅力を掘り起し、地元の人達の力を引き出して活動を展開することで、持続可能な未来をつくろうとしている。事業を組み立ててきたプロセスを生の声で聞き、質問ができる機会を生かして、参加者の事業構想にも生かしてほしい」と話している。
会場は、シェアオフィス「さくらWORKS<関内>」(中区相生町3)。開催時間は18時30分~20時45分(開場18時15分)。参加費500円(資料、スープ代)。定員は60人。申し込み方法など詳細は「YOKOHAMA SOUP」ホームページで。